マニュアルで組織は変わる『無印良品は、仕組みが9割』【書評3冊目】
こんにちは、ぼうずです^^
週終わりで力つきました泣
手法を変えて、「3分で読める書評」としてブログ記事を書いていこうと思います。
見やすく、読みやすく、頭に入りやすく を目標にやっていきます!
今回は、良品計画代表取締役社長の松井忠三氏著書の『無印良品は、仕組みが9割』を 紹介します。
松井忠三さん
2001年に良品計画の社長に就任し、赤字状態の無印良品を風土改革しV字回復させた立役者。2007年には当時の過去最高売上高を達成。
【結論】 マニュアルは仕事のマネジメントツール
マニュアルは、形式ばっている印象を持っている人も多いと思いますが、マニュアルの本質は、
知恵の経験と知恵の蓄積 改善の繰り返しで組織の進化 教育の効率化 理念の統一 仕事の本質を見直せる
実は5つの役割が備わっています。
そんなマニュアル(無印良品のマニュアル:MUJIGRAM)を新入社員でも理解でき、細部にまでマニュアル化した仕組みを作れば、企業は育つと語っています。
どんな作業にもうまいく法則があり、それをみつけ標準化することこそ、仕事のスタートということです。
ポイント① 仕事の細部こそマニュアル化
細部の業務は個人の方法でやりがちです。
細部の仕事は、仕事の割合的にも実は多かったりしますよね。経験と勘を排除して、細部の仕事こそマニュアル化をしていきましょう。
マニュアル化して、生み出せた新たな時間は、スピード感や判断力となって返ってくる。まずは、自分の細部の業務でマニュアル化できそうなものをピックアップして考えていきましょう。
ポイント② 『さん』付けで呼ぶ
マニュアルとは少し離れますが、組織の風通しが良くなるものを紹介します。 それが、上司を「さん」 付けで呼ぶことです。
本書で、部長、課長呼びをする組織は、
トップダウンの組織は部下が自主的に働かない風土になってしまう。
部下は指示まち族。上司の目を恐れてミスやトラブルを隠蔽する。
と語っています。
上下関係のあり方を形から変えることが大事で、部課長という役職につきながら新入社員からも さん で呼ばれることに納得がいかないのであれば、自ら壁をつくっているのと同じです。
この感覚は、もし自分が上司の立場になった時に忘れてはいけないことだなと思いました。
ポイント③ 迷ったときは、難しいほうを選ぶ
これも少しマニュアルとは離れますが、この考えは仕事の道しるべになると思います。
日々、仕事で判断を迫られる場面が出てくると思いますが、チャレンジをしなくなったときに、リーダーとしての資質はなくなり、組織としても止まります。
リーダーが自ら難しい決断をし続ければ部下も覚悟しつつ実行できるようになります。
ボトムアップ的にも上司は変わってくるのかなと個人的は感じました。
まとめ
マニュアル=仕事のマネジメントツール
マニュアルは、経験、知恵の塊となり、組織を作り上げていく重要な役割を担っている。そんな内容でした。
役所では、悲しいことに標準化されたマニュアルは、全くと言っていいほど整備されていません。
超簡略化されたワードの引き継ぎ書、もはや口伝の世界。
組織の土台として、いつか標準化できるマニュアルを作りたいなと思いました。
みっかぼうず13日目 完